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チョコレートの正体

先日親戚の子供からチョコレートは何でできているのかと質問された。
そんなものカカオから作られているに決まっているだろうと思っていたものの、そのカカオがどのように栽培されているのか私は知らなかった。

カカオというのは収穫を始め、加工に至るまでなかなか自動化することができないためとても手間のかかるものなんだそうだ。
湿度が高く、少しだけ酸性の土壌で雨水が定期的に土を潤すという環境が無ければカカオを育てることはできない。

カカオは花や果実といったものが大きな枝から直接生育するという特徴があり、さらに一年中花と果実を咲かせられるという特徴がある。
カカオの花を見てみると驚くのだが、木の幹など太い部分から直接花が咲いている。
他の植物であれば幹から太い枝、そこから枝分かれする細い枝に花が咲くのだが、カカオは違う。

そしてこのカカオの花は、とても小さく白く本当に可愛いのだ。
カカオの木から実が成るまでは5年以上の時間がかかり、その5年もの間大切に大切に育て上げられて栄養をたっぷりと抱え込んだカカオがチョコレートなどの様々な加工品に加工されているのだ。